壊れそうな階段そおーっと上がって

奥村チヨ  ゴールデン・ベスト
本日思い立って実家の倉庫を漁りに行く。昔買った古着とか置いてあるはずなの。
今にも崩れそうでカタカタいってる階段を慎重に登ってと。
あった、あった!雑誌に服!全て15〜19の時に買ったもの。ステキな毛皮のコート!赤いワンピース!
ああ、これお気に入りだったチェックのコート!ファーが首周りについた白のワンピース!!全部自分の物ですけど、なんだか古着屋に行っていい物買えたみたいな気分。
その他の見付け物。置いてあるのはワタシの荷物だけじゃない。親戚の物もあるが、どうせいらないだろうと漁ってきた。パンダのぬいぐるみ(首とれる寸前。しかも汚い)松本大洋のマンガ。懐メロレコード。
懐かし雑誌をひとかかえ。友人喫茶店へ向かう。
車は灼熱。メガネアツアツ!!かけた瞬間「メガネ熱っ!!」吉本超合金かよ!!友達が数日前「海にドライブ」というタイトルでブログってたので、海岸線をドライブする。絶妙なタイミングでキャプテンズ
「WHO ARE YOU?」を奏でる。潮風に乙女刈りをとかされてぐちゃぐちゃになりつつ到着。朝起きて「はて今日は何を着てでかけよう?」選んだのは鮮やかなグリーンのTシャツにベルボトム。靴はアメリカ柄のコンバース。出来上がったスタイリングはロジャー・マニング氏を思い起こさせる。やはりグリーンのビーズのショルダーバックを下げた。喫茶店に入るなり友人に「今日のカッコをロジャーに見てほしい。きっと褒められるから」友人は「あ!アタシも昨日から無性にロジャーに会いたかったの!!」みんなで懐かし雑誌を見て爆笑したり、懐メロレコードを(実は中身を見ずに持ってきた)見て騒ぐ。昭和30〜50位までのレコード達。みっけものは奥村チヨ、ピンキラ、フィーフィー。舟木一夫から吉田拓郎までの昔の普通の人の
セレクトでしたが。何故か都はるみのブロマイドまで飛び出した。日曜の午後のゆるーい時間を過ごす。
最後の話題はアメリカ柄のコンバースをワタシが4足持ってる話。ロジャー・マニング氏の事。そもそもワタシ達はロジャーが履いていたのを見て「あのアメリカ柄のコンバース欲しい!!」と言ったのだ。ロジャーに「その靴ステキ!!」と言ったら「ああこれなかなか無いんだよ。探すの苦労したんだ」と。その後の人生でワタシは奇跡的な出会いで現在4足所有している。(ローカットとハイカット2足づつ)ああ、ロジャー!日本では復刻されたんですよ!!地元のジーンズ屋のデッドストックのベルボトムの話。柄物もあるらしいよ。ロジャーなら大喜びだね。結局ワタシ達のファッションリーダーは永遠にロジャーだね。と話がまとまって帰宅。
日曜の夜はテレビがつまんないのでチャンネルNECOを。小林旭の「対決」を見る。明日のための準備をしながら。帰り道からおかしな気分。もういっそ行きたくない!行ったら終わってしまうもの!でも行ってどんなだったかH嬢に報告しなくちゃいけないし。ああ、いつもザ・キャプテンズは乙女心をかき乱す!!今夜は眠れないのは眼に見えているのでもうお酒を飲んでいる。ダメなワタシ。爪を真っ赤に塗りながら思う。
たばこがきれた。買いに行ってこなくちゃ。もうだめえ。ばかみたい。
「心の恋人」昭和の乙女達は胸に秘めていた。
心の恋人がいるってステキじゃありませんこと?