憩いのひととき 至福のとき

Rocket2006-01-10

ああ 何てワタシは馬鹿だったのか


昨日の夜のふかーい頃
ふっと思いたつ


今朝仕事前に調達に出掛ける
量販店の手芸コーナーで物色するも いまひとつ
それではと
昔馴染みの手芸店へ
このお店にお世話になって何年経つのか
母はワタシが保育園から小学校の頃
この手芸店に勤めていた
外のワゴンの「廃盤毛糸セール」
欲しい色がない
中へ入ると 7、8人のおば様方が
編み物教室の真っ最中
後ろの棚の毛糸を目で
母が働いていた頃からの知り合いのおば様に
「何をお探し?」と声をかけていただいた
丁度その時「JULLY」というとってもステキなラベルの
赤い毛糸を手に夢中になっていた
しかし残念アクリル毛糸であったので
ウールのコーナーを見にいった
「今、細い糸しかないの」と
はあ、赤いのがよかったのに
もいちど外のワゴンを見に
発想を変えサイケなモヘアの段染めのを求める
その色使いはまるでバービーのペイズリーのワンピースみたい


仕事が終わって
H嬢のとこで早速編み始める
ほんとは単色でテクニックを駆使した 編み図から書くようなものを編むつもりだったが
だんだらのモヘアを選んだので単純な編み方のものにしよう
珈琲を飲み 毛糸を触る チクタク規則正しく編む
ふわふわのモヘアはなんともいい感触
手芸店では冴える 計算と感覚
毛糸玉って愛らしい この可愛らしい糸が物体になる
そしてその作業は幸福をもたらす
H嬢と編み棒を動かしながらおしゃべりする
幼少の頃 身の回りにあった手作りのもののこと
座布団カバー マフラー ミトン チョッキ セーター おけいこかばん そろばん入れ
H嬢のおばあさまは編み機を駆使し孫達のセーターを量産していたそうだ
何かを誰かが手作りしてくれるっていいな
想い出になる
今ワタシのベッドサイドでナイトテーブルとして使っているのは
亡き祖父が作ってくれた踏み台だ
今の世の中なんでも買うほうが安い
けど売ってないもの
自分の好きなもの作る
作る時間もシアワセ
もしそれを誰かにあげる
それがその人の想い出になったら
スバラシイ