かわいそうなあのこ

昨日もその前も
夜眠ってしまうのがいやだった
だって朝になってしまうから
楽しかった日が終わってしまうから

でも朝が来て
目覚まし時計の音で起きる
アラームの音ではなく
妙にゆっくりとしたチクタク
電池がもうないみたい
１時間は遅れている

楽しかったことに想いを馳せがちな
後ろ向き気味なワタシも
今日から仕事に行かねばならぬ

先日の神戸で騒音寺の新曲「かわいそうなあのこ」を聴いた
なべさんのMCに泣きそうになった
とっても身近なところに「かわいそうなあのこ」がいる
職場にいるあのこ
なぜか「あのこ」はワタシのことがとってもスキなんだ
ワタシは面倒みる立場だし
その立場上やさしくしていた
でもめんどくさい時もある
ワタシはとっても忙しいのだ
ある日「あのこ」はお土産をくれた
大事そうに両手で持って
そこにのっていた「ひよこ」にはお手紙がついていた
休憩の時にひよこをおしりから齧った
今日久々に会った「あのこ」はうれしそうだった
時々「障害者支援センター」の人が来てくれて
ワタシはお話させてもらう
その人とは以前からお付き合いのある方で
「彼は今までの方よりはもっと幼い、小学校低学年位と思ってください」と言っていた
ワタシはとっても恥かしかった

なべさんは
「宿題全部してあげる　おやつも全部あげるから」って歌ってた
ワタシはあのこに何をしてあげられるのか
「かわいそう」って思うことが「かわいそう」なことかもしれない
わからないけど
明日は一緒にお弁当食べてあげよう